印鑑で開運するのか!?

投稿日:2015/02/11 更新日:

イラスト「ぱなせさんは、”開運印鑑”についてどう思いますか?」と質問がありました。

実は私、手相の先生のところで”開運印鑑”が売っていたので、素直に”開運印鑑”を信じ、数年前に実印・銀行員・認め印の3本セットを作りました。

日本社会において、印鑑はありとあらゆるところで必要とされるものだし、「本人の身替りとなるものだから良いものを」と聞くと、「なるほど確かにその通り!」と、何の疑問も持たずに”開運印鑑”を信じてきました。

開運印鑑とは?

”開運印鑑”は、よく見るし聞くけど、そもそも”開運印鑑”とはどんなもの?と思い調べてみると、丸い印鑑に八方位(北、北東、東、南東、南、南西、西、北西)を当てはめて、各方位に◯◯運*を当てたもので、八方位に文字の一部をくっつけることで、その運が欠けないようにした印鑑のことを、”開運印鑑”としてるようです。

※各方位の◯◯運は、お店によって言ってることが違います。また、印鑑の上が「北」としているとこもあるし、「南」としているとこもありました。

この考え方は「八方定義」と言われ、昭和の時代に印章業界の権威者の方が考えられ、商標登録もしているとのことで、とある印鑑屋さんは当社のみに使用が許されているものとしています。

「八方定義」は商標登録しているので、自由勝手に使用することが出来ないので、他のところは別の表現を使っているようです。九星気学(方位学)と印相を絡めて八方位鑑定とかね。「開運印鑑」で検索すると、八方定義とか八方位鑑定とか印相の話とかいっぱい出てきますので、興味ある方は、調べてみて下さいね。

で、開運印鑑の1番のポイントは、その書体です。印相体とか吉相体とか言います。篆書体(てんしょたい)* と言われる書体を元に、印鑑の八方位に文字のどこかがくっつくように崩した書体となっています。

※篆書体(てんしょたい) は、日本銀行発行のお札に捺されている印鑑の書体ですし、最古の印鑑と云われる国宝【漢委奴国王】の金印も篆書体で作られているぐらい、古くからある由緒正しき書体のようです。

この書体は、印鑑の枠線に文字をくっつけるように無理やり字体を外側に向けて崩しているので、なんせ読みにくい。また上下さへも分かりにくいという点があります。しかし、八方位に文字の一部がくっついてないと「その方位の運が欠ける」ことになるそうです。

運を下げる印鑑として、主に言われているものは、
・印鑑の上下の印が本体についている
・彫られている名前が印鑑の縁に離れている
・楕円形はダメ
・欠けている
となってる印鑑のことです。

印鑑で開運するのか?

質問されたことから、開運印鑑のことをアチコチ調べていたら、とある印鑑屋さんのブログに行き着きました。その方は、”開運印鑑”なるものを明確に否定しています。
印相体、開運印鑑の嘘・デタラメ
ハンコで開運??そんな言い伝えは一切ありません

その証拠として、江戸時代や明治時代の印象をブログで紹介されています。当然ながら江戸時代や明治時代は、完全に手彫印です。その芸の細やかさに、日本人のセンスと器用さ職人の腕の良さを知ることができます。

昭和の時代になり、機械技術の発展から印鑑も機械が作れるようになったので、印鑑も安く購入できるようになりました。安くなれば、今まで印鑑だけで食べていた人達は食べていけなくなります。印鑑を(少しでも高く)売るために生まれたのが、印鑑の開運商法だったんだなと、私は思いました。

この方は、印鑑業界の汚点として印鑑の開運商法とか手掘りと言いながら、実際は手掘りの印鑑はほとんど無いとか、業界人からすれば目の上のたんこぶのようなことをブログで言われています。⇒【手彫り印鑑のブログ】

私は、この方のブログで昔々の印鑑(印章)を見て、この方の言い分を信用しました。「バレンタインデーにはチョコを買う」を定着させたお菓子屋さんと同じで、印鑑を(少しでも高く)売るための方法として”開運”をくっつけて、印鑑の価値を高くしようとしたんだなと。

この方は、とても怒っているようですが、ビジネス視点で見れば、「少しでも高く売る努力」や「価値あるものと思ってもらうこと」は大切なことなんで、”開運印鑑”として売っていることに対して、怒りは感じませんがね。

ただ、何でもそうですが「適正価格」というのがあるので、詐欺的な商法で法外な値段が付けられていたらダメですよね。その判断は、消費者自身がすべきことなので、消費者(買う側)として、売る側だけの言葉に踊らされることなく、正しい知識の上で判断すべきだと思います。

印鑑1つで開運するほど、人生は単純じゃない

私としては、”開運印鑑”を買ったとこで、”開運”はしないと思います。ただし、やっぱり欠けた印鑑は良くないと思います。

印鑑は、色んな場面で使う機会が多いので、「お客様に、欠けたカップでお茶を出さない」ように「欠けた印鑑を使わない」は、大人の礼儀だと思います。いくら気に入った印鑑だとしても、欠けたら新しくした方が良いと思います。

「良い印鑑を使っている」という良い意味での思い込みが、何かあれば「あの印鑑のおかげかも」となり、”開運印鑑”を信じる要因になっているように思います。人は、結果に対して原因を知りたがりますからね。

でも、「あの印鑑のおかげ」となるか「あの印鑑のせい」となるかは、結局、何かの出来事が起こった後に、自分の意思で印鑑の価値を決めているにすぎないんですよね。

印鑑1つ変えたぐらいで、人生を左右するほどの開運を期待するのは、「吉方位に1回行っただけで開運できる」と思うのと同じです。何か1つ持ち物を変えたり、何か1度行動を起こしただけで、そうそう奇跡は起こりません。それほど人の運勢は単純ではないと思います。

じゃぁ、どんな印鑑が良いの?

「この印鑑いいわ~♡」と思えるもの、愛着の持てるものが良いです。誰かに頂いた印鑑でも良いと思うし、パワーストーン印鑑でも良し、開運印鑑でも良し。ただし、印鑑1つで財産全てを奪われることもあるので、大事に出来るものが良いと思います。

また、欠けたら新しく作りなおした方が良いですが、銀行印とか実印とかどこかに登録している印鑑だと変更するのが面倒なので、長く使える=大事に扱えるものとして、100円印鑑より、ある程度の値段のものを作ったほうが良いかもしれませんね。

人って単純だから、「◯◯円もしたのだから!」という理由は、物を大事にする大きな理由になりますからね。(笑)ただ、この◯◯円は、個人個人の価値観で違うものなので、やっぱり結論としては「好きな印鑑を、納得した価格で買えば良し!」となりますね!(^O^)

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