福寿園「つもり十訓」が素晴らしい!

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ペットボトルのお茶を買うなら、必ず『伊右衛門』を買います。伊右衛門のCMもステキだしね。

CMのイメージから歴史あるお茶屋さんなんだろうなーと想像してたら、【緑茶・伊右衛門の福井家 家訓「儲けるつもりで損するのが商売」】が目に止まったので読みましたところ、200年以上続いている老舗だと知りました。

長く続く企業には、続くだけの理由がある!

伊右衛門を販売している福寿園の創業は寛政2年(1790年)で、今年で226年目だそうで!(@_@)1790年は、徳川11代目将軍の時代。ほわぁ~歴史ロマンを感じますねー。商品名の「伊右衛門」は創業者のお名前で、創業者の名前を商品名(ブランド名)にすることを決めたのが、8代目になる現社長。

ウル覚えですが、日本は創業100年以上の企業が世界で一番多かったはずです。100年以上続くなんて、ほんとスゴイことですよね。時代により流行も価値観も変わる世の中で生き残っていくのは、ちょっとやそっとの努力でどうにかなるものではありません。長く続く企業には、長く続くだけの理由があるんですよね。

長く続く企業には、何かしらの家訓や教訓ってのが、必ずあるもので。福寿園も、いつから言われだしたか分からない家訓やら社是があって、その紹介がされていました。

福井家の家訓

福井家の家訓として「無声呼人」が掲げられてるそうです。この意味は、文字通り「声なくして、人を呼ぶ」ってこと。その意味は、記事の一部から紹介。

戦後、バナナの叩き売りというものがありましたが、そうしたかけ声で売るのではなくて、良いものは自然に売れていく。逆にいえば、徳を積むこと、自分を磨くことによって人が集まる。お金を儲けるというより、商品にも徳や品格が必要であり、それがあれば、自然と商売は成り立つという意味が込められています。

なるほど~!良い物は自然に売れるには、今の時代においては、ちょっと反論がありますが(笑)、「徳を積むこと、自分を磨くことにより人が集まる」は、まったくもってその通りですね。

これは、商品にも当てはまるってのは奥深いです。「売れれば(少々雑な商品でも、嘘がまじる商品でも)良い」みたいな考えを持つ経営者がいるのも事実なんでね。

福寿園の社是

福寿園の社是は、個人で自営業をやってる私にも良い指針になります。

▼福寿園社是▼
信用を蓄積しよう
得意先を蓄積しよう
技術を蓄積しよう
人材を蓄積しよう
資本を蓄積しよう

信用も得意先(お客さん)も技術も人材も資本も、全部ぜーーんぶ蓄積できるものなんですよね。特に商売においても人間としても”信用”ってのは大事です。”信用”は、可視化が難しいものだからこそ、意識して蓄積していくことが大事なんですよね。

福寿園の「つもり十訓」

普通は、家訓・社是ぐらいですが、福寿園の面白いところは「つもり十訓」です。これスゴイです。自分の十訓として掲げます!φ(`д´)イタダキマス!!

▼つもり十訓▼
多いつもりで ないのが分別
あるつもりで ないのが財産
ないつもりで あるのが借金
深いつもりで 浅いのが知恵
浅いつもりで 深いのが欲
高いつもりで 低いのが見識
低いつもりで 高いのが腰
儲けるつもりで 損するのが商売
飾るつもりで 剥げるのが嘘
隠すつもりで 顕れるのが悪事

イタイとこを突いてきますよねー。(笑)

どの項目も、ウンウンと大きく頷きますが、「飾るつもりで、剥げるのが嘘」「隠すつもりで、顕れるのが悪事」は、SNSでの発信が当たり前になった今では、さらに顕著になってますよね。

これからの時代は、嘘はバレやすくなり、隠そうとするほど暴かれます。なので、そのままの自分を素直に表現できる人や企業が強くなると思っています。

企業を作るのは人。世間を作るのも人。国を作るのも人です。すべて、各個人の徳や品性によって良し悪しが決まってきます。もっと言うなら、企業や世間に埋もれていた個人が、個人として輝ける時代でもあります。

福寿園の社是にならって、個人としても信用を蓄積し、技術を蓄積していきましょう。私は、信用や技術の蓄積以上に、「つもり十訓」で自分を戒めていくようにします。調子に乗らないように気をつけないと、信用って、いとも簡単に無くしますからね。

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