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今夜のビートたけしのTVタックルで、安楽死についてをやってました。たまたま見たのですが、ちょうどフランス人女性が74歳の誕生日の日に安楽死をしたドキュメンタリーを流してました。
その女性が言いました。「本当は死にたくないんです。誰も死にたいなんて思ってないと思う。だけど、これ以上生きるのも辛いんです。だから死にます。」と。
ある薬を飲めば、5分で昏睡状態となり30分で息が止まると。最後の薬は、自分で飲まないとダメで、介添人のような人がついて薬を手渡しました。
薬を手渡され、覚悟を決めたように飲み干す女性。「にがいー。すごい苦いわー。」
段々と遠のく意識。頭を撫でながら、介添人の女性が子守唄のように声をかけていく。目が瞬く・・・最後の瞬間は、テレビでは流れませんでした。この様子を見て、「安楽死は、やっぱ自殺だな。」と思いました。
脚本家の橋田壽賀子さんは、以前から「安楽死したい」と言われてましたが、この様子を見て、「私、こんなんはイヤ!自分で飲むことなんてできない。」と。スタジオの誰かが言いました。「橋田先生が望むのは、消極的な尊厳死なんですね。」と。
尊厳死は、無理な延命治療をせずに、自然に死を迎えるってことなので良いと思いますが、安楽死の方法である薬を飲んで死ぬ行為は、やっぱり自殺以外のなにものでもないと思います。
生死は、神様の領域です。たとえ余命を宣告されても、死ぬまで生きることを諦めてダメだと思います。身体が心が辛くて、死にたくなる気持ちは分かります。分かりますが、死に逃げても、逃げ切れないと思います。
私は、この世とあの世があると思ってて、この世とあの世は繋がってるし、ある意味、重なっているとも思ってます。だから、この世から逃げたとこで、あの世に続いているんだから、結局、逃げきることは出来ないと思ってます。
生きてれば辛いこともあります。だけど、生きていれば喜びもあるんですよ。自分は変わらないと思ってることが、そもそも傲慢な考えで。生きていれば、必ず変わっていきます。世は常に諸行無常です。
生かされている限り、生きましょう。何を成さずとも、ただ生きればいいんです。私達は、今を生きるために生かされているんですから。
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