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世の中には色々な占いがあります。色々な占いがありますが、占いは【命・卜・相】の大きく3つに分類することができます。
手相観を始めてから、手相とは?を調べていて、手相も中国五術の【相術】の中のものであることを知りました。
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中国五術とは
『中国五術』とは何か?をまとめると・・・
古代中国の唐の第6代皇帝 玄宗の時代(ざっくり1300年前)まで遡ります。この時代、書籍を四庫と云われる分類法で区分されました。
四庫とは四部のことを指し、『経』は経典、『史』は歴史、『子』は哲学思想、これら以外のジャンルを『集』とし、文芸、芸術、技術書等を集めたもので、五術は『集』部の技術書になります。
五術は、人間の現実を解釈するために体系された技術・システムと言え、『命(めい)・卜(ぼく)・相(そう)・医(い)・山(ざん)』、5つの体系に分類されます。
『命・卜・相』が運命学で、『医・山』は運命学以外の術法となります。
命(めい)
『命』は命術のことで、生年月日時を用いて、個人の性格や一生の運命、及び他人との相性を占う方法。
誕生した生年月日・時間や、生まれた場所の要素も加えることによって、その人の生来の性質、傾向、人生の流れなどを占う。推命(すいめい)とも呼ばれる。
代表的な占い:四柱推命、星座占い、占星術、九星気学、動物占い、誕生日占い等
卜(ぼく)
『卜』は卜術のことで、偶然にあらわれた象徴を用いて、事柄や事態の成り行きを占う方法。人が関わりあう事柄(事件)を占うもの。
わかりやすい例として、花びらを一枚一枚摘んで「好き・嫌い」を判断する恋占いや、えんぴつを転がして行う「えんぴつ占い」などもその一種。
代表的な占い:周易、断易、コイン占い、タロット占い、おみくじ、あみだくじ等
相(そう)
『相』は相術のことで、目に見える対象の姿や形を観て、その人の状態や運勢、人への影響や吉凶などを占う方法。
手相も、手や指の形、手の平の線や紋など、姿形を観て占うので、ここに入りますネ!
代表的な占い:姓名判断、手相、人相、印相、家相、墓相、夢占い、風水等
医(い)
『医』は中国医術のことで、鍼灸・漢方・方済・整体術・手当など。日本でも身近なものですね。
山(ざん)
『山』は大地自然の気を貰うことによって習得する術の総称で、気功・呼吸法・食事療法など。これも、身近にたくさんありますね。
日本の手相術は?
手相は古代インドを起源とし、仏教と共に中国に伝わり、中国の易学を取り入れた相術が日本に伝わってきたとされています。
ヨーロッパでは、19世紀に入ってから発展したそうで、その流派も日本に伝わり、現在は、東洋手相術、西洋手相術等、色々な流派が存在しています。
手相は観る人の知識や経験値・経験則によっても、その見方は変わるし、独自のネーミングをつけている人もいます。
元々、手相は経験値・経験則からの経験科学であり統計学なので、進化していくものだと思います。
手相は『相』の分野に入る。
普段から、他人の顔を見て「優しそう」とか「怖そう」とか「幸せそう」とか「苦労してそう」とか言ってませんか?
私は、この「○○そう」の「そう」が【相】に通じていると思っているのですが、誰でも、顔の相(=人相)や表情を見て、相手の人生や性格や今の心のありようをある程度読みますよね。手にも、顔と同じように表情と相(=手相)があります。
相があるので、生まれ持った性格や知的傾向、過去の出来事や経験からつくられてきた性格がわかりますし、表情があるので、今の心のありようや過去の出来事で感じた心模様もわかります。
手相は日々変化する。
よく「手相って変わるんですか?」と聞かれますが、顔と同じで、幸せを感じていれば「幸せそう」な手相になるし、悩んでいれば「悩んでる」相になります。恋をしていれば「恋する相」にもなります。
年齢を重ねれば重ねただけの相がつくられ、これからの経験や心のありようで変わっていきます。人生に目標を持って、毎日を楽しく幸せに過ごしていけば、そうした手相となり、未来も開けてきます。
手相を知ることは、自分を知ることです。自分の資質・性質・性格・特徴にあった生き方は、【自分らしく生きる】ことにも繋がると思います。
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まとめ
- 手相は、インドが起源とされている
- 1300年前の古代中国の時代に、運命学の1つ【相術】としてまとめられた
- 【相術】は、目に見える対象の姿や形を観て、その人の状態や運勢、人への影響や吉凶などを占う方法
- 日本には仏教と一緒に伝わったとされている
- ヨーロッパ経由でも伝わり、東洋手相術・西洋手相術など複数の流派がある
- 手相も、進化していくもの
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