今夜の月は、光ってる。

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今日は午後から2件の3人。夕方からの鑑定を終えて、ビルから出てみれば、ビルの合間に丸い月。夜になる手前の蒼白い空に浮かぶ光る月。今夜の月は、きっと東北でも光ってる。

6年前のあの日。東北では雪が降り、海が燃えていた。東京では帰宅困難者が街にあふれていた。東北から離れた私は、テレビの前で泣いていた。

テレビの中では、ヘルメットをかぶったアナウンサー。すべてのチャンネルから流れる津波の映像。使える電気を使わずに、節電することで取り繕う偽善。

6年経っても「被災地」と呼ばれる現実。故郷に戻れない人。戻らない人。子供たちは大きくなり、新しい希望が生まれている。

その影に、闇から抜け出せない人。孤独と戦い続ける人。助かった命を自ら捨てた人。人々の思いは、複雑に交差する。

毎年毎年、必ず誰かが言う。「忘れないで。」
遠く離れた他人は言う。「私たちは、忘れない。いつまでも応援します。」

誰も忘れない。だけど、忘れないからと、LED電球を2000個並べてなんになる?(今日、岡山駅前でやってたらしい)LED電球2000個買うなら、福島の果物でも東北の海鮮物でも買って配った方が、余程身になる為になる。

折り鶴を送ったとこで、場所を取るだけで何の足しにもならないように、「応援します」と言うなら、寄付をするなり、現地に行くなり、ネットを活用して現地のものを買うなりしてお金を使うことが1番だと思うのです。

祈りだけでは、お腹はいっぱいにならない。「同情するなら金をくれ」だと思うのは、現実的すぎるのでしょうか?

今もこれからも必要なのは、現地にお金がいくこと。仕事があること。被災者に思いを寄せるなら、たった千円でもいいからお金を落とすことの方が、現実的な支援になる。

たった千円でも1食分にはなる。震災孤児の子が試験会場に行く交通費の足しにはなる。一人ひとりの千円が集まれば大きなお金になる。大きなお金になれば、大きな手助けにもなる。

復興にはお金です。思いなんて二の次でいいんです。しっかりと寄付なり購入なりができるように、被害を受けなかった人間は、しっかり稼いで、しっかり使おう!

この手を足を身体を頭をつかって稼いで稼いで、稼いだ一部を被災地に落とす。これを継続することが、「忘れない」を体現することだと思うのです。

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