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昨夜、NHKドキュメンタリー「死刑囚の母に問う~和歌山毒物カレー事件20年~」を見ました。
事件から20年も経ったとは思えないほど、報道の記憶が鮮明に残ってます。あの事件の時、10歳だった長男さんが出てました。
突然、両親が逮捕され、兄弟4人が児童相談所に入所し、ヒドイいじめにあったことを語っていました。今は兄弟もバラバラで、どこに住んでいるのかもしらないそうです。
息子さんの話を聞くに、あの頃、味方になってくれる大人がいなかったようで、見ていて、本当に可哀相だと思いました。
「子供たちには罪は無い」と言うのは簡単だけど、もし私が、彼らに近い大人だったとして、味方になっていただろうか?と考えると、きっと不干渉でいたと思います。
やっぱり、殺人で逮捕された人の子供とは関わりたくないと思ってしまうのが本音です。そんな偽善者な自分に対して、なんとも言えない感情になります。
息子さんだけは、今も和歌山にいて、父親の面倒を見たり、母親の面会にも行ってるそうです。女兄弟達は、両親と縁を切り、林真須美の子供であることを隠して生きてるそうです。
番組を見ていて、「安易に死を選ばず、よく生きてきた。それだけでも充分偉いよ。」って言ってあげたくなりました。なんか、辛い現実だな。
親が子を殺し、子が親を殺す。旦那が奥さんを殺し、奥さんが旦那を殺す。兄が妹を殺し、姉が弟と殺す。毎日、どこかで人が人を殺し殺されている現実。
いつ何がキッカケで、被害者にも加害者にもなりうる。子供に罪は無いと言いながら、差し出すことのない手。人の心は測れず、いとも簡単に闇に落ちる。
生きるとは何なのか?なぜ人を殺してはいけないのか?生死は誰の手に委ねられているのか?この手は、誰に差し出し、何を掴むのか?
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