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国民生活センターからのメルマガ【生活情報版】生活ニューネットマガジンをとってます。月に2回ほど送られてくるのですが、たまにじっくり見てると、とても参考になります。
最近も、親が子どもに内緒で結婚相談所と契約してトラブルになる相談が増えているというニュースがありました。⇒親が入会、契約トラブルに 相談の25%超
トラブルになる業者はたちが悪くて、「反対するので、娘さんには2週間ぐらいは内緒にするように」とクーリングオフ期間を過ぎるまで周囲にバレないように手を打ったりしてます。
子どもが結婚できないのは、親の責任とか言って契約を促すような悪質のとこもあります。そんなとこに騙されないようにするには、やっぱり知識と情報だと思うんですよ。
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気になった情報をピックアップ!
結婚相手紹介サービスのトラブル
調布市消費生活センターの生活ひとくちメモが参考になります。
このトラブルは、契約した本人が中途解約を申込み、思ったほど返金額が少ないので納得いかないという相談。↓を読むと分かる通り、紹介サービスは特定商法取引法に規制されるので、法律で色々と義務づけされてます。
結婚相手紹介サービスとは
契約期間が2か月、契約金額が5万円を超え、結婚を希望する人への異性の紹介サービスについては、特定商取引法により規制されます。契約する前に取引の概要を記載した書面、契約した場合は契約書面の交付が義務づけられています。契約書面を受け取った日から8日間はクーリング・オフができます。
またクーリング・オフ期間を過ぎても契約期間内であれば、理由を問わず中途解約ができます。中途解約時の清算方法についても法律で規定があり、サービス提供前の解約であれば、3万円が解約料の上限となります。
またサービス提供後であれば、すでに受けたサービスの代金と2万円、または、まだ受けていないサービスの代金の20パーセントに相当する額のいずれか低い額との合計額が解約料の上限になります。
事例の場合、法律の規定に沿った中途解約の清算がされているか事業者に説明を求める必要があります。
うーん。勉強になるなー。でしょ。こうしたことを知らなければ、「返金されるだけマシか」とか「勉強代か」とか思っちゃって、請求できるのにしないまま請求期限が過ぎてしまうってことも多々あると思うんですよ。
占い師に勧誘された印鑑の解約
その他にも、↓八代市(氷川町・芦北町)消費生活センターの消費者情報で印鑑の解約についても参考になりました。
● 占い師に勧誘された印鑑の解約 (女性 60歳代) 216,000円
無料のタウン情報誌に掲載されていた占いの館に、息子と二人で行って、占ってもらいました。料金は 4000 円で、家族の問題などを相談しました。すると開運になるという印鑑を勧められ、印鑑を作らないと悪いことが起こると言われて契約してしまいました。しかし高額で、必要もないので解約したい。
<助言>
自ら占いの館に行っており、訪問販売ではありませんが、印鑑の契約は目的外の勧誘であり、クーリング・オフが適用されます。面による通知を助言しました。また、相談者が業者に電話を入れたところ、すでに印鑑を彫っているので解約できないというので、相談員が電話を代わり、特定商取引法を守ってクーリング・オフを履行するよう交渉したところ、解約となりました。
占いは占いに過ぎません。家庭問題での悩みであれば、市民相談室で婦人相談や市民相談などを行っていますので専門の相談員に相談するよう助言し、婦人相談員に引き継ぎました。
初対面の占い師に、名前や生年月日、家庭の問題まで、個人情報を話すことは危険です。このように開運商法や霊感商法で、高額な契約をさせられたり、カルト宗教への入信に導かれたりする事例もあります。ネットの占いサイトなども、個人情報を入力するのは慎重にしてください。
この話も、あるあるですよね。業者としては「すでに彫っているので解約できない」と言ってくるのは当然で。そう言われると、ほとんどの人は「仕方ない」と思っちゃうんですよね。
体験コースとかお試しセットとか、通常より安い金額で客を釣り集め、高額商品に繋げるという方法は、普通に行われていることですよね。
「印鑑の契約は目的外の勧誘」であり、買った方からすれば「クーリングオフが出来る」と知っていれば、売る側も買う側も慎重に契約できたと思うんです。
手相観をやってると、除霊とかお祓いとか運気アップとかの言葉に惑わされて何万も何十万も払ったことのある人の話を聞くんですよ。
私も、若い時は簡単に騙されて数万円程度なら出したことありますから、すがる人の気持ちも分かります。分かりますが、やっぱり知識・情報不足な人間は騙されます。
カモネギにならないように!
この助言では、個人情報のことも書かれてますが、私が、方位鑑定をやめたのも個人情報のことがあるからです。方位鑑定を行う場合、住所や生年月日を聞かなければならず。ごくまれに「個人情報がー」と言い出す人がいて、ちょー面倒くさくてね。
個人名・住所・生年月日を知ったところで、何かするほどヒマじゃなく。組織だって何かやってるわけじゃないので、個人情報を持ってるほうが面倒が多いので、方位鑑定はずっぱり止めて、手相鑑定でも名前とどこから来た(県名)ぐらいしか聞かないようにしてます。
何事も「知識は武器」であり、「無知は無力」どころか「情弱(情報弱者)はカモ」にもなってます。分からない・知らないで済まさずに、知識や情報を得る努力をして、自分を家族を守りましょうねー。
情報弱者(じょうほうじゃくしゃ)
マスコミ報道やインターネットなどに触れる機会が少なく、情報の入手において不利な環境にいる人。また、情報の価値や真偽の判断に慣れていない人。
鴨が葱を背負って来る(かもがねぎをしょってくる)
鴨が葱を背負ってくるとは、うまいことが重なり、ますます好都合であることのたとえ。【注釈】
鴨鍋に葱はつきものだが、鴨が自分で葱まで背負ってやって来てくれれば、すぐに食べられて好都合であることから。多くは、お人好しが、こちらの利益になる材料を持ってくることを言う。略して「鴨葱(カモネギ)」とも。
by 故事ことわざ辞典
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