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20代後半の女性が鑑定に来て、「手相で知りたいことは？」と聞くと、「結婚線なんですけど！」と食いぐみに話始めました。
「色んな手相占いを観てると結婚線が下がるのは良くないと観たんですが、私、すごく下がってるんです。これ大丈夫なんでしょうか？私、結婚できますか？」と聞かれました。
結婚線にあらず
「確かに結婚線が下がるのは良くないけど、どれ観せて？」と観てみれば、私の目には下がってるように見えません。
「どの線のこと？」と聞くと、「これです。これ。ほら、ぐっと下がってるでしょ。」と指し示した線は、下↓のようになってる線でした。
下がっていると言う線は、ほぼ直角に下がっているように見える
「ん？この縦の線は、別の線だよ。」
「えっ！そうなんですか？」
「うん。別の線。横は結婚線。この縦線は財運線だよ。2本別の線。たまたまくっついてるだけ。」
「はぁーーー良かった～～。私、どうしようかと思ってましたー。」
と、安堵の声。彼女が下がってると言ってたのは、横線（赤）が結婚線で、縦線（緑）が財運線の別々の線でした。
「全然、大丈夫。良い結婚線だよ。ちょっと時期は後になるけど。」と答えたんですが、結婚線が下がる場合、弧を描くように下がります。ほぼ直角に下がることは無いと思って良いです。
未婚の人で結婚線が下がってる場合、「結婚に対して良くない印象を持ってる」とか「過去に結婚を考えた相手がいたけど上手くいかずトラウマになってしまってる」とかの場合に、線が下ってることがあります。＞心情が強く出るからね。
既婚者の場合は、現在の相手との関係が冷めているとか離婚を考えている場合に下がってることが多々あります。実際、離婚した人の結婚線は下がってたので、そうした場合「離婚線」と言うこともあります。
この方の場合、財運線にくっつく結婚線なので良い相の方で。それどころか、太陽線まで伸びそうな勢いがあったので、「心持ちを変えて意識を変えて行動を変えていくことで、玉の輿のチャンスに巡り合うかも～。」と鑑定しました。
占いは幸せになるためにある！
悪い相にみえても、手相は変わりますから、不安感で自分を支配してはダメです。
毎日毎日、「下がってるよね。これ絶対下がってる。どうしよう。」と思い続ければ、自分で自分を洗脳することになるから、その期待に答えて、下がった線になるよ。脳は簡単に騙されるからね。
壁の模様が人の顔に見えたら、人の顔にしか見えなくなるでしょ。それと一緒で、私が見れば2本の線に観えるものも、本人はすごい下がった線にしか見えなかったわけで。
手相で人生が決まるわけじゃなし。手相で人生が決まってるなら、覇王線を持ってる人は皆んな億万長者になってるはずだし、生命線の後半に島を持ってる人は生活習慣病になってなきゃいけない。
手相は、あくまでも統計学であって全員一律で当てはまるものでは無いってことを忘れずに楽しんで下さい。
