物事にはびっくりするほど裏がない

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芸人の又吉さんと同時受賞した芥川賞作家の羽田さんのインタビューが面白かったので紹介します。

彼は、17歳で文芸賞をとり、そのままデビューした人で、芥川賞を受賞するまでテレビで見たことがありませんでした。又吉さんとの同時受賞により名を馳せ、一時期はテレビに引っ張りだこでしたよね。

自分の本の書影をTシャツにしてテレビに出てる姿は、商魂たくましいなーと思いながら観てました。本を売るのも、自助努力が必要ですもんね。

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売れない人には売れない理由がある

このインタビューで、そうそうと大きく頷いたのが↓の部分。

編集部 小説家になりたい、といわれたら、なんとアドバイスしますか。

羽田 「『本を読むしかない』といいます。結構多いんですよ、『どんな本を読んでますか』と尋ねると『あまり読んでいない』という小説家志望の人。みんな『裏道がない』、いいかえれば『コネ』がないことに耐えられない。新人賞はコネで決まっている、とか入社試験も実はコネで決まっているから落とされる、という人がいます。しかし、物事にはびっくりするほど裏がない。『自分に実力がない』というシンプルすぎることを受け入れられないだけです」

小説家志望に限らず、私のように自分で仕事できるようになりたいと言う人、独立起業したいと言う人、手相観(占い師)になりたいと言う人、よくいます。じゃぁ何やってきた?と聞けば、何もやってないに等しい。

お客さんを自分の名前だけで集客していくってのは簡単なことじゃなく、独立起業したいと思うなら、タダでできるブログをやってるべきだし、先人の成功者達の本を読んで、ビジネスのいろはを知る努力をしておくべきだし、SNSも日常的に使っておくべきだし、現状で出来ることはたくさんあるのに、「なりたい」「したい」と言ってくる人の多くが何もやらず。

裏道か近道があるかのように思ってる人が多いんですが、そんなわけねーだろ!って話なんですよ。

このブログも全部、自分で作って自分で書いてますが、サイト製作に関しては、営業マンしてる時に売上伸ばすために独学しはじめたのがキッカケだし、営業マンしてたからモノを売るのが得意なので、ブログを使って集客することが出来るようになってるし、そもそも、社会人になってから数えきれない冊数の本を読んできてますからね。

インターネットが一般に普及してきたことによって、起業は簡単になりました。「代表」と記した名刺作れば、今日から社長になれる時代です。お金だして見栄えの良いホームページ作れば体裁も整います。

だけど。数字(売上)がついてこないんですね。売上が上がらないと商売は続かない。口先だけの商売は、今の時代、通用しなくなってますから、何かしら自分にしか出来ない特化した技術かサービスを提供できないと商売は続かないです。

羽田さんが言われている通り、物事にはびっくりするほど裏がないんですよ。売れてる人には売れてる理由があり、売れない人には売れない理由があるんです。それは単純に「実力がない」だけのことで。実力をつけるには、どんな商売でも、それなりの期間が必要なわけです。

回り道にも見える実直な道しかない

羽田 「裏側がないのが地獄なんだと思います。小説を学ぶのなら、小説の学校でテクニックを学ぶより、ひたすら小説を読む、という回り道にも見える実直な道しかない、ということに向き合えてない人ばかりです。僕だって、誰にも教わらずに小説を読んで勝手に書いただけです。小説家として成功した人はほとんどがそうではないでしょうか。読んでいた人がたまたま小説学校にいって小説家になったということはあるかもしれないけど、読まないで小説家になった人ってほとんどいないはずです」

お金を出せば、短期間の勉強で取れる民間資格もあります。先日も、離婚したてのシングルマザーが、長年の専業主婦から社会人に復帰して、このままでは不安なので、「将来のためにリラクゼーション関係の資格を取って、いずれ独立できたらと思ってます。」とか言い出しまして。

「ダメです!」で即ダメ出しです。たかだか1ヶ月ほどで取れる資格で、今後30年食べていけると、本当に思ってますか?な話なんですよ。

まして、人の身体を触るリラクゼーション系の資格は、一般企業が運営してる民間資格が多く、資格ビジネスです。>資格ビジネスを立ち上げたこともあるので知ってる。

NPOとかにしてると分からないかもしれませんが、一般企業と同じです。社会的な信用度は、ほぼゼロです。身体を触る仕事をしたいなら、それに応じた国家資格を取らなければ、その後、長く稼ぐことは出来ません。

そうしたことも分かってないのに、「独立したい」とか、もうね。完全にカモネギさんですよ。営業できる人間から見れば、「騙して下さい。」と言ってるようなものです。

その方には、「脳に汗をかいて下さい。焦らない焦らない。人生は長いんですから!」と、具体的に、この数年でやることをレクチャーしました。

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回り道にも見える実直な道しかない

裏道や近道を探して、お金を散財するぐらいなら、数年かけて、じっくり勉強に経験を積んだほうが、その後が長く稼げます。人生100年時代と言われ、今後、定年制も退職金制度も無くなってきます。

短期間で得た知識や技術だけで、何十年も稼げると思うことが甘すぎるし、何十年も稼げる人で居続けたいなら、数年の勉強なんて当たり前と思わないと生き残っていけないですよ。

私だって、32歳からWEB系のことをはじめましたが、50歳になった今も、ずっと新しい知識を足してきてますよ。18年前に学んだことなんて、まったく通用しませんよ。経験値は上がってますが、技術は、どんどん進化するので、ずっとずっと勉強です。

手相観だって同じ。6年前に学んだことだけで、6年やってこれたとは思えませんし思ってません。こうして、日々ブログを書き、毎月何十人かの手相を観て、自分の知識量をバージョンアップしてきてます。努力と言うほど固く考える必要は無くて、日々バージョンアップすることは当たり前の日常です。

超一流と言われる人も、日々練習をかかしません。超一流と言われる人ほど、日々、基礎練習を行ってます。フィギアスケートの宮原知子さんは疲労骨折するぐらい練習の虫です。イチローだって、試合に出てない今も、毎日練習してます。歌舞伎役者の方々も、日々、稽古を重ねてます。

物事には、びっくりするほど裏がありません。当たり前のごとく当たり前に努力し勉強し練習を訓練を稽古を積み重ねている人が、他人からも社会からも評価されるのです。凡人が何者かになろうとするなら、たくさんの本を読むことは当然のことだし、WEB(ブログやSNS)をやるのも当然のことです。

猫組長の言われている通り、教養も読書の質と量で身につきます。実直に行きましょうよ。裏道や近道を探してる時間があるなら、本の1冊でも読みましょうよ。自分の知識や経験値を上げることに時間を使いましょうよ。

本来、望むべき結果が得られなくても、努力は自分を裏切らないし、努力を続けていると、自分が想定してなかったような良い結果になったりするもんですよ。

今、頑張ってる人は焦らずに行きましょう。人それぞれ成長のスピートは違うからね。他人と比べず、自分なりに納得しながら時間を使えば、うまくまとまってくるもんですよ。

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