世間のせいばかりには出来ない。

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ツイッターで、下の記事が流れてきました。

気持ちはわかるけど、事務なんて職種はどんどんなくなってる。このままずっとやっていけると思い込んでいたのが致命的だと思う。3カ月更新の契約で17年、突然の「雇い止め」 58歳派遣社員の思いは https://t.co/wCoSabxskE

— Isseki Nagae/永江一石 (@Isseki3) 2017年12月19日

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2018年問題?

東京都の渡辺照子さん(58)は、派遣社員だ。

3カ月契約という細切れの更新を繰り返しながら、2001年から同じ会社で17年近く事務の仕事を担ってきた。手取り22万円の給料。賞与、交通費、退職金なし。これで2人の子どもを育ててきたシングルマザーだ。

だが、10月30日、突然「契約終了」を告げられた。
12月6日の出勤を最後に、12月31日で派遣先の会社を雇い止めになる。

なぜいまなのか。非正規労働者の雇用形態が大きく変わる2018年問題が、影を落とす。

記事を読んでみれば、2015年に改正になった労働者派遣法で、派遣社員の派遣期間の上限を3年と定まり、この新ルールへの移行措置が終わるのが2018年9月末ということで、「雇い止め」などの問題が出てくるのではないかと言われているらしく。

派遣期間の上限が3年になったことは知ってましたが、移行措置期間があるのを知りませんでした。今回、この58歳の方が、12月末で更新終了となった原因が「2018年問題」と結論づけているわけではないですが、背景に「2018年問題」があるからだろうってことみたいです。

突然じゃないよね。

そして突然、12月末をもって次の更新はありません、と告げられたのです。

理由は分かりません。何も教えてくれませんでした。

悔しくて言いました。「あなたたち(派遣会社)も、私たちを派遣して得た金の一部をもらって給料を得ているはず。何か言うことはないのですか」

返事はありませんでした。

17年間、働き続けてくれたことは、派遣会社からすれば感謝もあるでしょうが、そもそも、派遣先の仕事を取ってきたのは派遣会社だし、派遣という立場は、そういうもの。派遣会社の担当さんも、ただの従業員でしかなく、何も言えないし出来ないですよ。

厳しい言い方をすれば、ただの駒でしかなかったってことです。派遣元からすれば、いつでも切れる都合の良い人だったってことです。そんなものですよ。17年勤めようが、会社が無くなれば元の木阿弥なんだし、私からすれば、派遣会社に対しても派遣先の会社に対しても期待することが間違ってます。

3ヶ月の契約期間内に、「今日で終了です。明日から来ないで下さい。」と言われば、「突然の雇い止め」になるけど、3ヶ月更新の契約満了までなんだから、突然でもないんでもないよね。

「忙しい」は、出来ない理由にならない。

58歳で、17年前ってことは、41歳。17年前の41歳だと、今より就職状況はきっと悪かったんだろうし、だから、正社員ではなく派遣社員となってしまったかもしれないですが、それを17年間続ける決断をしてきたのは、誰でもない本人なんですよね。

ご本人も、いつ雇い止めになるかもしれないと不安には思っていたそうだし、40代はスキルアップの努力もし、社員になれるように頑張ってきたようですが、結果、社員にはなれないままに17年。

二人の子どもを抱えたシングルマザーとして、子どもを育てながらの仕事は大変だったと思います。3ヶ月更新という短いスパンでの更新だったことで、転職を考えはするけど、そのための行動もなかなか取れなかったんだとも想像します。

だけど。この環境に甘んじてきたのは、やっぱり誰でもない自分なんですよ。強制されたわけでもなく、「忙しい」を自分への言い訳にしてただけの話で。

5年前から不安に思っていたわけだし、子供たちだって大きくなって手がかからなくなってたはずだし、自分も資格取ったりして正社員への努力もしたけど、正社員になれなかったんだから、もっと早めに見切りをつけて、次への行動を起こしておくべきだったんですよ。

給料払う側としては、いつでも切れる人材として派遣という仕組みを利用してきたわけで、それを「この会社が私の人生を搾取したんです!」と世間に訴えるのは、ちょっと違うと思うんですよね。

詐取どころか、17年も雇い続けてくれたことに感謝しかないと思うし、訴えるなら社会の仕組みに対してでしょう。

仕事は、自分で作るもの。

手相鑑定でも、こうした相談はよく受けます。だから、先を見越して勉強することをススメます。自分の身を守るのは自分だけなんですよ。雇い止めになっても、文句は言えないんです。また厳しい言い方をしますが、それだけの価値しかなかったんですよ。

これからの時代は、言われた仕事だけをやってる人間なんて、簡単にポイされます。大企業でさへも副業OKになってきてるのは、大企業でも一人の人間を40年も面倒みれなくなってきてるってことだし、昭和時代のように1つの会社で定年まで働くなんて価値観は終わったことを示してます。

一つの会社・仕事だけで、一生食べていけると思うほうが間違ってます。大企業でさへ、同じ事業を何十年も継続することが難しくなってきてて、どんどん事業内容や形態を変えてきてるのに。自営業してる人間からすれば、仕事は、与えられるものじゃないんですよ。仕事は、自分で作るものです。

ただの駒になるのも、会社や社会に必要とされる人となるのも、自分次第ですよ。それこそ自己責任の世界です。将来への不安は、誰もが持ってます。何をやっていたって、その先を保証するものはありません。

平和な日本。仕事は、自分で選べるんですよ。結婚相手も選べる。離婚するか否かも選べる。子どもを生むか否かも選べる。すべて選択してきたのは自分なのに、それを棚に上げて、世間や社会のせいにしている限り、経済的安定も幸せ感も得られないですよ。

昭和な価値観に囚われ縛られてると、自分の枠も固まったまま!

以前にも書きましたが、この58歳の方。完全に昭和脳だと思うですよね。昭和脳は、過去の遺物です。昭和な感覚のままでは、この先が不安でしかないでしょう。ワタシ的には、この先の未来が、どんな風に変わってくるのか?楽しみで仕方ないです。

昭和脳を捨てろ!

「1度勤めはじめたら、少々不満があろうとも続けることが正しい」と思うのも昭和脳だと思います。継続は力になることが多いけど、安く使われている(詐取されている)と思うなら、とっとと辞めればいいこと。

ブラック会社もしかりね。心身壊すぐらいなら、とっとと逃げろですよ。「真面目に勤務を継続する」は、日本人の美徳でありDNAなのかもしれないけど、それは頑張るとこが違うだろー!って話なんだよね。

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