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たまたま歴史秘話ヒストリアを見ました。今日のテーマは「武田信玄「甲陽軍鑑」が語る真実」。歴史好きですが、さほど詳しくなくて、「甲陽軍鑑」なるものを初めて知り、興味深く見ました。
この「甲陽軍鑑」は、最近まで江戸時代に作られた偽書だと言われていたのですが、国語学者の酒井先生という方が国語学からのアプローチで調べ上げて、これは室町時代末期(戦国時代)に書かれたものであると研究結果を発表し、偽書という汚名を晴らしたという内容でした。
その酒井先生の教え子の方が言われていたのが、「おいあくま」という言葉。耳で聞くだけだと「おい!悪魔」と聞こえるので、悪魔?ってなるけど、実際は、言葉というか標語的なもので。
お=おこるな
い=いばるな
あ=あせるな
く=くさるな
ま=まけるな
という意味で、よく言われていたそうです。分かりやすくていいですよね。
学者先生の仕事は、じっくり焦らず研究を続ける強い意志が必要で、この「おいあくま」のままに取り組まれていたのだと思います。
酒井先生の書斎も、そのままに残されていて、そこから「甲陽軍鑑」の末書が見つかったのですが、部屋の様子を見ながら、人によってはお宝の山なんだろうなーと思いました。なんか古文書を見ると、ロマンを感じてしまいますよねー。
「おいあくま」の標語は、研究だけに限らず、何かを何遂げよう、目標を達成しようとするならば、心構えとして心に留めおくべきものですよね。
賢い人のつくる言葉は、分かりやすくて覚えやすくて良いですね。私も、これからは「おいあくま」を心構えの標語として使っていこうと思いました。
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